摂食障害(過食嘔吐チューブ吐き)克服中のとりこです。
過食を何年も続けた結果、「摂食障害に特有の顔」に悩んでいます。
- しもぶくれの顔
- フェイスラインの崩れ
- ぼこぼこと腫脹(主張)する唾液腺
- むくみでパンパン
体は痩せているので、余計に見た目が悪い。
同じような悩みをかかえていませんか?
この記事では、顔パンパンの原因と対策を10個紹介します。
「摂食障害が治れば解決する」のは分かっていても、そんなすぐには治らない!!
苦しんでいるのはあなただけではありません。
悩みを減らして、少しでも心を軽くするお手伝いができれ幸いです。
過食嘔吐で顔がパンパンになる原因と対策

過食嘔吐で顔がパンパン。
痩せたいのに見た目が太って見える。
つらい悩みの1つですよね。
まずは顔がパンパンになる原因を理解しましょう。
簡単にできる対応策もたくさん紹介します。
顔パンパンの原因は3つ
唾液腺の腫れ
過食をすると、ふつうの人より「食事時間が長い」ですよね。
【ふつうの人の食事時間】
食事1回20~30分で朝・昼・晩の3回⇒1日の食事時間は1時間~1時間半
【過食の食事時間】
過食1回だけでも1時間以上は食べることになりますよね。
許可食を食べる時間もあるので、過食を1日1回するだけで、ふつうの人より明らかに食事時間が長くなります。
短く見積もっても2時間以上になります。
※私の食事時間の一例
1日3回の過食嘔吐+許可食の食事+合間に飴とガムを食べ続ける⇒1日の食事時間15時間(起きている時間のほとんど)なんて日もあります。
食事時間が長いと、唾液腺の腫れにつながります。
食事時間が長い
↓
唾液を分泌する時間が長い
↓
唾液腺を使いすぎる
↓
唾液腺の腫れ
唾液腺が腫れると、下の写真のようにフェイスラインが崩れ、しもぶくれの顔になります。

※参考:唾液腺ボトックス(唾液腺を小さくする注射によるプチ整形)について調べてみました
咬筋の発達
咬筋が発達することにより、顔がパンパンになります。
ふつうの人より「食事時間が長い」ことが原因です。
食事時間が長い
↓
咀嚼時間が長い
↓
咬筋(噛む筋肉)が異常に発達し肥大
過食は咬筋を筋トレしているようなものです。
咬筋がムキムキになって顔が大きく見えます。
むくみ(浮腫)
むくみも顔がパンパンになる原因の1つです。
むくみ対策は、効果が確実ですぐに結果が出るので要チェックです。
- 極度の栄養不足(拒食症の場合の病的なむくみ)
- 非嘔吐過食による塩分のとりすぎ
- 過食嘔吐の吐き残しor吸収してしまった食べ物による塩分のとりすぎ
- 許可食による塩分のとりすぎ(特に汁物)
- 嘔吐で胃液を失うことによるミネラルバランスの崩れ
- 下剤や利尿剤によるミネラルバランスの崩れ(カリウム不足)
むくみは足など下半身が目立ちますが(重力がはたらくため)、体全体に起きるので、顔もパンパンになります。
むくみ対策をまとめた記事はこちら
摂食障害は顔つきでばれる?
摂食障害による「顔パンパン」は、「唾液腺の腫れ」「咬筋の発達」「むくみ」によって起こります。
この中で「唾液腺の腫れ」は摂食障害の特徴と言えます。
(「咬筋の発達」は摂食障害だけでなく歯ぎしりでも起こります)
唾液腺が腫れていれば、摂食障害だとばれます。
しかし、そんなところまで見ているのは、摂食障害の専門医か摂食障害経験者だけです。
ふつうの人は、顔を見て摂食障害だと分かることはないでしょう。
お医者さんや歯医者さんでも、摂食障害だと分かる先生はまれです。
顔つきで摂食障害だとばれることを過度に心配する必要はありません。
顔パンパンを解消する小顔テク10選
過食の回数を減らす
過食の回数を減らすことで、「唾液腺と咬筋のはたらきすぎ」を解消することができます。
できることから少しすつでも大丈夫!
心がけているうちに見た目も変化していきます。
「摂食障害を治さなければ、唾液腺の腫れは治らない」とよく聞きますが、過食の回数を減らすだけでも効果は出ます。
過食をやめなければ顔が完全に元に戻ることはないけど、過食を減らすだけでも見た目で分かるくらいには改善します。
【わたしの体験談】
過食を1日2~3回から1日1回に減らす
↓
1週間継続・・・
↓
耳下腺の大きさが一回り小さくなった


1週間で見た目が変わるくらいに変化がありました。
過食の回数は減りましたがやめられていません。
【食べている時間の変化】
起きている間ずっと過食か間食(飴・ガム)(食べている時間15時間)
↓
許可食(朝・昼)・夜(過食1回)で間食はほぼなし(食べている時間3時間)
過食を減らす方法👇
過食の食べ物を見直す
過食をやめることはできなくても、過食の食べ物を変えることで改善が見込めます。
よく噛まないと飲み込めない食べ物は避けるor食べやすい状態にしてから食べると良いです。
私が実践している工夫
- お肉はキッチンバサミで細切(数センチくらいに小さくカット)
- お米はお茶漬け風や卵かけご飯にして飲み込みやすくする
- 食パンは素のままだと咀嚼回数が多くなりがちなので、マーガリンや調味料を塗る
だらだら食いをやめる
おなかにたまらないもの(お菓子など)で過食していると、2~3時間以上食べ続けることができてしまいます。
「1回の過食は1時間以内にする」など時間を制限すると良いです。
許可食の食べ物を見直す
- するめ、ガム、グミなど咀嚼時間が長くなる食べ物を減らす(唾液腺&咬筋の使いすぎを避ける)
- 飴の食べ過ぎをやめる(唾液腺の使いすぎを避ける)
- 塩分の高い食べ物(するめ・にぼしなど)・汁物(味噌汁・コンソメスープ・鶏がらスープなど)をとりすぎない(むくみ対策)
むくみ対策
減塩を心がける
- 塩分の多い調味料(塩・醤油・味噌・めんつゆ・コンソメ・ソース・ケチャップ)を避ける
- 減塩調味料を選ぶ(特に醤油・味噌)
- 出汁は素材から取る(顆粒だしは塩分が多い商品が多い)
- 味の素を活用する
- 酢、スパイス、ハーブを活用する
即効見た目やせする減塩方法を解説👇



カリウムをとる
むくみは塩分(ナトリウム)の摂りすぎで起こります。
カリウムは余分なナトリウムを排出してくれます。
むくみ対策にはカリウムの摂取が効果的です。
【カリウムの多い食べ物】
海藻 | 野菜 | 果物 | 飲物 |
---|---|---|---|
昆布 | ほうれん草 | キウイ | お茶(玉露・抹茶) |
ひじき | モロヘイヤ | 柿 | 豆乳 |
わかめ | いちご | ||
海苔 | バナナ | ||
アボカド |
海藻、野菜、お茶(玉露・抹茶)は低カロリーなので取り入れやすくおすすめです。
サプリメントを活用すると拒食状態でも手軽にカリウムを補うことができます。
下剤・利尿剤をやめる
下剤や利尿剤は健康を害するだけで、痩せる効果はありません。
むくみにつながることもあるので使用は避けましょう。
リンパマッサージ
顔のむくみには、リンパマッサージが効果的です。
顔にたまった水をリンパ節へ流すようにマッサージします。
お肌にダメージを与えないように、化粧水、乳液、クリームなどを塗って肌をすべりやすくしてから行いましょう。
顔にたまった余分な水分を、顔の中心から外側へ押し出すイメージで行ないます。
- 顔の上半分は顔の中心から耳へ流す
- 顔の下半分はフェイスラインへ流してから耳へ流す
- 耳から首を通って鎖骨へ流す
マスクで隠す
根本的な解決にはなりませんが、マスクをすれば、気になるフェイスラインをしっかり隠せます。
髪型でごまかす
髪型で印象は大きく変わります。
サイド・顔周りの髪の毛で輪郭を隠したり、自然な前髪(ぱっつん前髪は顔が大きく見える)を作ることで小顔効果があります。
美容室で小顔に見える髪型にしてくださいと相談するのが手っ取り早いです。
髪型のプロがあなたの顔の形に合わせて提案してくれます。
メイクでごまかす
- 顔回りをシェーディングする(顔の外側を暗くする)
- 顔周りはファンデーションを塗らないようにする(顔の内側を明るくする)
おすすめは2番目。
ファンデーションを塗る時に顔の周りには塗らないようにすることで、もともとの肌の色を生かして、自然なシェーディング効果を得られます。
あとからシェーディングを塗るより簡単です。
服装やアクセサリーで小顔に見せる
- Ⅴネックのトップスで小顔見せ
- 大ぶりのピアスやイヤリングで小顔見せ
- 華奢なデザインや縦長デザインのネックレスで小顔見せ
まとめ:できることを少しずつ実践すれば見た目が変わる!
唾液腺の腫れが小さくなるまで、過食をやめてから数か月~1年くらいの時間がかかります。
あきらめなければ必ず治ります。少しずつがんばりましょう。
カショオ顔も治る!過食嘔吐をやめるまでの完全ロードマップ👇
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